Androidスマホのロック・ロック解除方法には便利な設定が5つあります。
- 持ち運び検知機能
身につけている間はスマホのロックを解除してくれます。 - 信頼できる場所
場所を追加して、そこにいるときにスマホのロックを解除してくれます。 - 信頼できる端末
2台目のスマホやタブレットを持っている場合、そのデバイスを追加しておくと、近くにいる時にはスマホのロックを解除したままの状態にしてくれます。 - 認識済みの顔
顔認証でロックを解除してくれます。 - 信頼できる音声
音声認識でロックを解除してくれます。
自分のライフスタイルに合わせて、ロックとロック解除方法を便利なものに設定し直しましょう。
僕のスマホ、ドコモ Xperia XZ (SO-01J)を使って設定方法をシェアします。
Android OSのバージョンはAndroid7.0です。
Smart lock(スマートロック)設定方法
Smart lock(スマートロック)のそれぞれの設定方法を順に解説していきます。
- ホーム画面から「設定」をタップします。
- 「機器」の項目の「ロック画面とセキュリティ」をタップします。
- 「機器」の項目の「ロック画面とセキュリティ」をタップします。
- 「Smart Lock」をタップします。
- Smart lock(スマートロック)のメニューが表示されました。この中から自分のライフスタイルにあったロック解除方法を選択していきます。
下記では「持ち運び検知機能」「信頼できる場所」「信頼できる端末」「認識済みの顔」「信頼できる音声」それぞれの設定方法を解説します。
Smart lock(スマートロック) 持ち運び検知機能の設定
「持ち運び検知機能」は、一度ロックを解除した後、スマホを手に持ち続けていたり、ポケットやハンドバッグに入れて持ち運んでいる等、「身につけている」とスマホが判断している間は、ロックが解除されたままになるロック機能です。スマホを置いたことが検知されるとロックされます。
- 「持ち運び検知機能」をタップします。
- 「OFF」になっているところをタップします。
- 注意事項が表示されるのでよく読んだ後「続行」をタップします。
Smart lock(スマートロック) 信頼できる場所の設定
「信頼できる場所」は、自宅にいる時はロックしないなど、指定した場所では自動でロックしないようにできる設定です。
もちろん『信頼できる場所にはいるけど、今日は友だちが遊びに来ているからロックしたいな』という時は、手動でいつでもロックしておくことも可能です。
- 「信頼できる場所」をタップします。
- 「+ 信頼できる場所を追加」をタップします。
- 「より適切な結果を得るには、Googleの位置情報サービスを使用して端末の位置情報を有効にしてください。」と表示されるので「OK」をタップします。
- 地図上でロック解除しておきたい場所を指定します。指定が終わったら「この場所を選択」をタップします。
- 「ドロップしたピン」で位置情報が表示されるので「OK」をタップします。
- 「ドロップしたピン」を再びタップすると「削除」や「名前の修正」、「住所を編集」することができます。
※画像に表示されている住所は僕の住所ではありません。Photoshopで加工してあります。
Smart lock(スマートロック) 信頼できる端末の設定
「信頼できる端末」は、自分のもう一台のスマホやタブレット、Bluetoothで接続設定されているイヤホンなどがある時だけロックを解除したままにしておける設定です。
- 「信頼できる端末」をタップします。
- 「信頼できる端末を追加」をタップします。
- すでに接続設定してあるBluetooth機器があり、その機器が近くにある時だけロックを解除したままにしたい時は「Bluetooth」を選択しタップします。
「NFC」とは近距離無線通信(Near field radio communication)の略です。
詳細はウィキペディアを御覧ください。
- Bluetoothで接続されている機器の一覧が表示されました。どれかひとつを選択しタップします。今回はキーボードを選択しました。
- 「追加します」をタップします。
- さらに別の機器も使いする場合は再び「信頼できる端末を追加」をタップします。
- 今回はタブレットも追加してみました。このように複数の端末を設定できます。
Smart lock(スマートロック) 認識済みの顔の設定
指紋認証と同様の生体認証です。顔写真を登録しておき、スマホに顔を向けるとロックが解除されます。
- 「認識済みの顔」をタップします。
- 「認識済みの顔」についての注意事項が表示されます。
注意:
- 顔認識は、パターン、PIN、パスワードよりも安全面で劣ります。
- あなたによく似た誰かがスマートフォンのロックを解除できる場合があります。
- 顔認識に使用されるデータはスマートフォン上にのみ保持されます。
以上の注意事項をよく読み「設定」をタップします。
- おすすめの撮影方法が表示されます。
おすすめの方法:
- 屋内で明るすぎず暗すぎない場所を選びます。
- スマートフォンを目の高さで持ちます。
以上のおすすめ方法を理解したら「次へ」をタップします。
- 『認識済みの顔に「写真の撮影と動画の記録」を許可しましか?』で「許可」をタップします。
- 円の中に顔が収まるようにしてしばらく待ちます。シャッターボタンなどはなく数秒で自動的に撮影してくれます。
※画像の顔は、はめ込みイメージです。僕ではありません(笑)
- 完了画面が表示されます。「完了」をタップします。
- 顔の撮影をし直す場合は「顔認識の制度を改善」をタップします。
削除する場合は「認識済みの顔を削除」をタップします。
- 「顔認識の制度を改善」をタップすると、撮影前の注意事項が表示されます。照明を変えたり、眼鏡やひげがあると認識しづらいかもしれません。撮影を開始する場合は「次へ」をタップします。
- 「認識済みの顔を削除」をタップすると、「認識済みの顔を削除しますか?」と表示されるので「削除」をタップします。
- 「信頼できる音声」をタップします。
- 「任意の仮面から起動」をタップします。
- 「信頼できる音声」についての簡単な説明が表示されるので「使ってみる」をタップします。
- 音声の録音が開始されました。「OK Google(オーケー グーグル)」と3回発声します。
- 間隔を開けながら「OK Google(オーケー グーグル)」と3回発声し登録していきます。
- 録音が終了すると説明が表示されますので「利用する」をタップします。
- パターン認証画面になります。登録済のパターンを入力します(音声ではありません)。
- 音声認証の登録が終わり完了画面が表示されました。「終了」をタップします。
Smart lock(スマートロック) 信頼できる音声の設定
自分の声を登録しておき、スマホに「OK Google(オーケー グーグル)」と話しかけるとロックが解除されたままになります。
結論:ロック解除はどれが使いやすい?
「持ち運び検知機能」「信頼できる場所」「信頼できる端末」「認識済みの顔」「信頼できる音声」の中で僕が使いやすいと感じているのは、「信頼できる場所」か「信頼できる端末」。
「持ち運び検知機能」はとにかく早くスマホを使いたいという方にはいいかもしれませんが、他人がスマホ持っても解除されるのは個人的には嫌ですね。
顔認証と音声認証は指紋認証よりも格段に精度が悪く、まだまだ実用には程遠い印象です。
一人暮らしや、同居する家族にスマホを見られてもいいという方は「持ち運び検知機能」「信頼できる場所」「信頼できる端末」のいづれかの設定をおすすめします。
同居する家族にスマホを見られたら命取りになる方は、Smart lock(スマートロック) 設定は絶対にやめておきましょう(笑)