ダイヤモンド・オンラインの記事によると、米マイクロソフトのカナダの研究チームが、約2000人の参加者の脳波などを測定した結果、2000年には12秒だった人間の集中力の持続時間が、2013年には8秒まで短くなってしまったといいます。
現代人の集中力の持続時間が短くなってしまった要因は、IT技術の進化に伴う環境の変化だといいます。
携帯電話やスマートフォンの登場により、LINEやツイッターなどのSNSによる新しいコミュニケーション手段が増えたために、何かに取り掛かっている際に、SNSの通知音が気になり作業を中断したりすることが、集中力低下の一因になっているそうです。
もっといえば、テレビの登場により、テレビを見ながら何かをすることに慣れてしまった時代から、集中力は格段に下がってきていると言えるかもしれません。
そこで今日は、集中力を高めるメリット・デメリット、集中力が低下する病気、Googleが取り入れている集中力が持続する方法、集中力がアップするアプリをシェアします。
集中力を高めることによるメリットは?
集中力を高めることによるメリットとして、一般的によく言われているのが
- 仕事や勉強の記憶力向上と、処理が速くなる。
- 疲れ、ストレスを感じない。
- ポジティブになる。
などがあります。
確かに集中していると、仕事や勉強がはかどり、あっという間に時間が過ぎたと感じますし、疲れやストレスを感じず、楽しい気分でいることが多いですよね。
集中力を高めることによるデメリットは?
一方、集中力を高めることによるデメリットってあるんでしょうか?
デメリットなんて全く無いように思いますが、面白い記事を発見したので、そこから抜粋・要約して集中力を高めることによるデメリットを挙げてみます。
- 周りが見えなくなる。
- 考える時間が減り、創造性がなくなる。
- ストレスがなくなることによるストレスを感じる
- 「ながら思考」することがなくなり、ひらめきがなくなる。
ベンチャーキャピタルKickpayの共同創設者であるステファノ・ベルナルディさんが、後述する「Googleが取り入れている集中力が持続する方法」を試してみたそうです。
実践する前は、通勤時にオーディオブックを聴きながら、自分の人生とビジネスにどのような影響を与えているのか考え、寝る前もベッドの中で意識がなくなるまでそうしていることで、シャワーを浴びている10分間で思いも寄らないアイデアを思いつくことがあったようですが、集中力を高めたことでそういった発想やひらめきがなくなってしまったと言っています。
目や耳から様々な情報を同時に取り入れ、脳にストレス(負荷)を与えることで得ていた、創造性やひらめきがなくなり、むしろ彼にとってはそれがストレスとなってしまったようです。
「瞑想やマインドフルネスのやり方を間違えたのかもしれない。誰もが同じデメリットを感じるとは限らない。しかし、集中力を高めるための行動は、細かなことが気になりストレスを感じる人や、新しいアイデアをたくさん考えることで活力を得られない人々のためのものだ」
とベルナルディさんは語っています。
その人の性格、職種や状況によっては、集中力向上はかえって邪魔なものになるのかもしれませんね。
[参考出展 : medium.com]
集中力が低下する病気は?
集中力が低下する病気ってどんなものがあるんでしょうか。
うつ病、躁うつ病、統合失調症、不安障害などにかかっている人は病気が原因で物事に集中して取り組めないといった事が起こっている。
[抜粋:wikipedia]
子供の頃から集中力がない人は病気?
以下のような症状がある方は、ADHD(注意欠陥・多動性障害)という発達障害かもしれません。
- 不注意
- 忘れ物が多い
- 何かやりかけでもそのままほったらかしにする
- 集中しづらい、でも自分がやりたいことや興味のあることに対しては集中しすぎて切り替えができない
- 片づけや整理整頓が苦手
- 注意が長続きせず、気が散りやすい
- 話を聞いていないように見える
- 忘れっぽく、物をなくしやすい
- 多動性
- 落ち着いてじっと座っていられない
- そわそわして体が動いてしまう
- 過度なおしゃべり
- 公共の場など、静かにすべき場所で静かにできない
- 衝動性
- 順番が待てない
- 気に障ることがあったら乱暴になってしまうことがある
- 会話の流れを気にせず、思いついたらすぐに発言する
- 他の人の邪魔をしたり、さえぎって自分がやったりする
あっ…「不注意」と「多動性」の項目は、小学生の頃の僕の通知表に書かれていた先生のコメントそのままで萎えた(´・ω・`)
しかも今も割りと当てはまる項目が多い…発達障害者支援センター行ったほうがいいかも(ノд<。) グスン
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Googleが取り入れている集中力が持続する方法
Googleが取り入れている集中力が向上・持続する方法として、最近話題なのが「マインドフルネス」という瞑想法です。
2007年に、米Googleが導入したのをきっかけに、フェイスブックやインテルなども追随し、「心を落ち着かせ、仕事のパフォーマンスを高める手法」として、米国企業が次々と導入しています。
ここ数年、日本でも雑誌や本、ニュースサイトなどで話題になっていたので、ご存じの方も多いでしょう。
マインドフルネスのやり方
マインドフルネスのやり方は、いくつかあるようですが、ダイヤモンドオンラインの記事で紹介されていたやり方は下記の通りです。
- 目を閉じる
- ゆっくりと深呼吸する
- その時の呼吸に集中する
- 「このやり方でいいのかな」など雑念が湧いても、注意がそれたという自分の状態に気付き、再び呼吸に注意を向ける
集中力が持続する瞑想アプリ5選
上記のマインドフルネスのやり方が超簡単なので、あえてアプリを紹介する必要もない気もしますが…^^;
アプリを使って集中力アップを実践したい方に、評価が高い瞑想アプリを厳選しました。
【瞑想アプリ】マインドフルネス・アプリ
130以上の国で数百万人のユーザーが利用しているこのマインドフルネス・アプリ。
【瞑想アプリ】5分間の瞑想

5分間の休憩をとって穏やかな心の平静を実感!忙しい毎日を過ごされている方に最適。
【瞑想アプリ】Relax Melodies
エクササイズやヨガの瞑想、マッサージ、昼寝、赤ちゃんの寝かしつけにも使える瞑想アプリ。
【瞑想アプリ】寝たまんまヨガ
仕事への集中力や発想力のレベルアップにおススメ!
【瞑想アプリ】瞑想音楽
上質の睡眠や瞑想用に、専門家の助けを借りて作られた、素晴らしい穏やかなアンビエント ミュージックのコレクション。