Amazonビデオを見ながらベットで横になるのがすっかり日常化している今日この頃。
観たものを全部レビューしたいところですが、なかなかそうもいかずに気まぐれ更新中です^^;
今日は最近観た中から『ナイト・マネージャー(THE NIGHT MANAGER)』というAmazon独占配信のドラマをレビューしたいと思います。
Amazon独占配信海外ドラマ『ナイト・マネージャー(THE NIGHT MANAGER)』とは?
『ナイト・マネジャー』は英国文学界の重鎮ジョン・ル・カレ原作の、世界中で賞賛された同名小説を基にしたドラマ。主人公ジョナサン・パインが悪名高い武器ディーラー、リチャード・ローパーとの男の戦いを追ったスリリングなサスペンスである。「世界一の悪党」と言われるローパーは、パインの愛したソフィーの死を招いた人物でもあった。 パインはスパイとして起用され、身分を変えて、ローパーの想像を超えた冨と権力に満ちた闇の世界へと踏み込む。彼の使命とは、ローパーに正義の鉄槌を下すこと。しかし英国情報部の内部紛争によりその任務は、より困難を極め、彼の命までもが危険にさらされる。
[引用:Amazonビデオより]
全8話と短めのドラマなので、余計な伏線もなく一気に見ることができます。
『ナイト・マネージャー(THE NIGHT MANAGER)』原作との違いは?
僕は原作は読んでいませんが、ジョン・ル・カレの原作とドラマの違いがいくつかあるようです。
- 原作「ナイト・マネージャー」の出版は1993年に発表された小説だが、ドラマ版は時代設定を21世紀に変更している。
- 重要キャラクターの一人「バー」の設定を、原作では「ミスター・バー(男性)」だが、ドラマでは「アンジェラ・バー(女性)」に変更している。
- エンディングが原作とドラマでは異なる。
ドラマのエンディングしか知らないので、原作も読んでみたいですね。
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『ナイト・マネージャー(THE NIGHT MANAGER)』の意味は?
ホテル用語で、夜間のホテルにおける最高責任者。通常、勤務経験豊かなベテランホテルマンが担当する。
[引用:ホテリアガイドより
Amazon独占配信海外ドラマ『ナイト・マネージャー』
登場人物
『ナイト・マネジャー』はドラマシリーズとしては、キャストがとても豪華なことで話題になっていました。また、原作者のジョン・ル・カレもチョイ役出演しています。
ジョナサン・パイン (トム・ヒドルストン)

[吹替:中川慶一]
トム・ヒドルストンといえば、『マイティー・ソー』の「ロキ」役でブレイクしましたが、ケンブリッジ大学を優秀な成績で卒業した秀才でもあります。
今回、トム・ヒドルストンの吹替をされている中川慶一さんの声が、低すぎず色気のある声でピッタリだと感じました。
リチャード・ローパー(ヒュー・ローリー)

ヒュー・ローリーは『Dr.ハウス』で破天荒な天才医師・主人公ハウスを演じていた俳優として有名ですね。吹替版はハウスの時と声優さんが違うので、イメージも少し変わっています。
このドラマの続編はないと主人公を演じたトム・ヒドルストンや、脚本を務めたデイビッド・ファーは話しているものの、ヒューだけは続編を期待しているらしく、デイリー・ミラー紙に
「僕は脚本家でも構成作家でもないし、何か言える立場ではないんだ。どんなストーリーになるかも誰が出演してどんな話を作り上げるのかも知らないよ。でも何か起きている気がするんだ」
と語ったようですね。
アンジェラ・バー(オリビア・コールマン)

オリビア・コールマンの他の出演作品を観たことがないんですが、「借りぐらしのアリエッティ」の英語版の吹替でアリエッティの母親ホミリーを演じているみたいですね。
ジェド・マーシャル(エリザベス・デビッキ)

オーストラリアの女優さん。トム・ヒドルストンと並んでいるシーンで、ほぼ同じ身長だったので調べてみると、なんと190cmもあるようです。188cmのトム・ヒドルストンよりも実は背が高かった!
ヒュー・ローリーは189cm。相手役の二人の男性よりも背が高かったんですね^^;
彼女の抜群のスタイルのヌードシーンを何度か観ることができます。
ソフィー・アラカン(オーレ・アッティカ)

ポルトガル生まれの女優さん。気品があり、印象に残る女優さんでした。日本ではあまり知られていないようですね。
メイジャー・ランス・コーコラン(トム・ホランダー)

ジョニー・デップ主演のパイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンドや、トム・クルーズ主演のワルキューレ、ミッション:インポッシブル/ ローグネイションにも出演していたイギリスの俳優さん。
「ナイト・マネージャー」ではとにかく疑り深いイヤなヤツでした。
シーフードレストランの客(ジョン・ル・カレ)

原作者のジョン・ル・カレが隣のテーブルの客として出演していました。5話でコーキーが暴れたために、パインが事を収めるために元ホテルマンらしく謝ったお客役です。
『ナイト・マネージャー(THE NIGHT MANAGER)』感想
ハリウッド映画や米国ドラマのように、派手な銃撃戦やアクション、カーチェイスがない英国らしいスパイ映画でした。
トム・ヒドルストンは、ロキ役の時と違って、落ち着いた色気のある仕事ができるホテルマンって感じで、とてもいい人。
特定の彼女はいないが、いい女が勝手に落ちていく色男でしたね。
一方のリチャード・ローパー役のヒュー・ローリーは、眼光鋭くなんでもお見通しに見えるものの、自分の息子を助けてくれた恩人パインをあっさり信用してしまう。
裏切り者がいることを気づき、一度はパイン達の裏をかくが、人脈と地の利のあるカイロでパイン達に罠に嵌められ最後を迎えるという、コーキーという優秀で疑り深い右腕がいたからこそ大悪党でいられたようなちょっとマヌケな感じに見えました。
最後にローパーが連れて行かれるシーンはスカッとして気持ちがいいんですが、ローパーと組んで私腹を肥やしていたイギリスとアメリカの政府高官が、なんのお咎めも受けないのはスッキリしなかったです。
全8話なので休みの日に一気に観ることもできます。僕は2日で観ることができました。ド派手なアクションよりも頭脳戦スパイ映画が観たい!という方におすすめのドラマです。