WordPressを使っていて、初心者が悩むことのひとつが「パーマリンクはどうしたらいいのか」ということ。
僕も、別のブログでいろんなパーマリンクを試行錯誤してきたが、このブログ「ガジェットジェット」を始めるにあたってはパーマリンクはあっさりと今の設定に決めることができた。
パーマリンクはブログの設定において、最重要項目のひとつなので僕なりに学んだことをシェアしていこう。
※SEOの素人である僕の個人的主観が多く含まれています。あらかじめご了承ください。
パーマリンクとは?
パーマリンクとは、Webページの中の個別のコンテンツに対して設けられたURLのことである。特に、ブログにおける個々のエントリー(毎日の記述)に対して割り当てられたURLを指すことが多い。パーマリンク(Permalink)は、恒久・不変を意味する「パーマネント」(permanent)と「リンク」(link)が掛け合わされた造語である。
引用:IT用語辞典 Weblio辞書
ブログを例にして言うとパーマリンクとは「書いた記事がインターネット上のどこに存在するのかを示す住所のようなもの」、いわゆる「URL」だということだ。
上の画像だと「http://gadgetjet.xyz/」がドメインで、その後の「logicool-g502-rgb」がパーマリンクと言われているものになる。
WordPressのデフォルトパーマリンク
WordPressでパーマリンクの設定を変えずにいるとどういうパーマリンクになっているのか。
基本は「http://ドメイン/?p=記事番号」
このブログを例にすると「https://www.gadgetjet.xyz/?p=123」となる。
一見短くていいパーマリンクに見えるのだが、その記事がどんな記事なのかはわからないパーマリンクになっている。
こうした短くていいのだが、どんなの記事が書かれているのかわからないパーマリンクは、SEOの観点から見ても若干の悪影響が出ると言われている。
Googleはどんなパーマリンクを好んでいるのか
GoogleのSearch Consoleヘルプを見ると
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。たとえば、航空機(aviation)に関する情報を探している場合、http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation のような URL であれば、見ただけで必要な情報であるかどうかを判断できます。http://www.example.com/index.php?id_sezione=360&sid=3a5ebc944f41daa6f849f730f1 のような URL 自体は、ユーザーの関心を引くことはほとんどありません。
URL では区切り記号を使うと効果的です。http://www.example.com/green-dress.html という URL の方が、http://www.example.com/greendress.html という URL よりずっとわかりやすくなります。URL にはアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することをおすすめします。
特に複数のパラメータを含む URL など、過度に複雑な URL は、サイト上の同じまたは同様のコンテンツを表す多数の URL を不必要に作成し、クロールの際に問題が生じることがあります。その結果、Googlebot で必要以上に帯域幅を消費したり、サイトのすべてのコンテンツをインデックスに登録できないことがあります。
引用:Google Search Consoleヘルプ
Googleが好むURL=パーマリンクは
- できる限りシンプルなものがいい
- パッと見て人間が理解できるものがいい
- 複雑すぎるとクロール(インターネット上のWebページを収集)の際に問題が発生するかも
ということだ。
WordPressのパーマリンクの種類
WordPressメニューの「設定」の「パーマリンク設定」を開いたのが下記の画像。
上から順に解説していこう。
- 「基本:https://www.gadgetjet.xyz/?p=123」
シンプルでいいがパッと見て、どんな記事が書かれていそうか人間が理解できるものではない。 - 「日付と投稿名:https://www.gadgetjet.xyz/2016/10/22/sample-post/
記事投稿日付が入るので記事を書いた人間にとってはわかりやすいかもしれないが、見る人間にとって日付は必要のない情報。さらに、「投稿名」が日本語の場合は「複雑すぎるパーマリンク」に該当する可能性あり。 - 「月と投稿名:https://www.gadgetjet.xyz/2016/10/sample-post/」
記事投稿日付が入るので記事を書いた人間にとってはわかりやすいかもしれないが、見る人間にとって日付は必要のない情報。さらに、「投稿名」が日本語の場合は「複雑すぎるパーマリンク」に該当する可能性あり。 - 「数字ベース:https://www.gadgetjet.xyz/archives/123」
シンプルでいいがパッと見て、どんな記事が書かれていそうか人間が理解できるものではない。 - 「投稿名:https://www.gadgetjet.xyz/sample-post/」
「投稿名」が日本語の場合は「複雑すぎるURL(パーマリンク)」に該当する可能性あり。 - 「カスタム構造:https://www.gadgetjet.xyz/カスタマイズ可能」
カスタマイズが可能。
ここでひとつ説明をしておかなければならないのが、”「投稿名」が日本語の場合は「複雑すぎるURL(パーマリンク)」に該当する可能性あり。”ってどういうことなのかということ。
- URL(パーマリンク)がきちんと日本語表示されている。
- 日本語のURL(パーマリンク)部分も重要なキーワードとして太字表示されている。
一見、SEOの観点から見ると日本語のURL(パーマリンク)はとてもいいものに見える。
しかし、日本語パーマリンクをTwitterなどにコピー&ペーストするとどうなるかというと
上の画像のようになる。なぜかと言えば「日本語は世界の共通言語ではないので、英数字に変換されてしまう」というのがかなりざっくりとした理由。
このように環境によって英数字・記号に変換されてしまう日本語URL(パーマリンク)は、正しいURL(パーマリンク)として扱われない可能性もあるので避けたほうがいい。
「あれ?どの設定してもSEO的に怪しいんじゃない?唯一よさそうなのはカスタム構造?」
と思われた方もいるだろう。
そう!日本語で記事を書いている限り、殆どの場合「投稿名」が必ず日本語になって文字化けしてしまうので、唯一よさそうなのは「カスタム構造」ということになるのだが。。。
WordPressパーマリンクのおすすめはコレ!
おすすめのパーマリンク設定はカスタム構造。
WordPressメニューの「設定」→「パーマリンク設定」を選択し、「カスタム構造」にチェックを入れて、入力欄に「/%postname%」と入力し「変更を保存」をクリックする。
「編集」をクリックしパーマリンクを「英数字に変更する」
変更したら「OK」をクリック。
投稿画面で毎回この作業を行なう。面倒に思うだろうが、慣れてくればどんな英数字にしようか?と試行錯誤するのも楽しくなる。
- できる限りシンプル
- パッと見て人間が理解できるもの
以上を意識しながら編集していこう。
もうひとつおすすめのパーマリンク設定。
「カスタム構造」にチェックを入れて、入力欄に「/%category%/%postname%」と入力する方法。
パーマリンクにカテゴリーを含めるというもの。
すでに日本語で大量にカテゴリーを作ってしまった方は大変な作業になるが、これからWordPressでブログを始めるという方にはこちらもおすすめ。
まず、WordPressメニューの「投稿」→「カテゴリー」で「スラッグ」をすべて英数字にしておく。
こうしておくことで「/%category%/」の部分は、「スラッグ」の英数字名が自動的に設定される。
「/%postname%」は投稿名なので、日本語タイトルの場合は、やはり投稿画面で手動で英数字に変更する。
過去記事のパーマリンクは変更しない
過去記事のパーマリンクを日本語や数字ベースにしてしまっている場合、あえて英数字に変更しないほうがいいだろう。
その理由は
- SEO効果がリセットされてしまう
- SNSでシェアしたリンクが無効になる
からだ。
雑記
パーマリンクを投稿の度に英数字に変えるのは、最初はすごく面倒に感じるし、忘れてしまうこともある。
実際、ピコ太郎の記事では変更するのを忘れて投稿してしまった(笑)
[clink url="https://www.gadgetjet.xyz/%E3%80%8Cppap%E3%80%8D%E3%83%94%E3%82%B3%E5%A4%AA%E9%83%8E%E3%81%8Cyoutube-music-chart%E3%81%A71%E4%BD%8D%E3%81%A0%E3%81%A8%EF%BC%9F%EF%BC%81-%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88/"]
SEO的に割りと重要なことだと思われるので、記事タイトルを決めたらすぐにパーマリンクも変更するというクセをつけてしまったほうがいいだろう。