日本国内ではほぼ皆無だが、海外では有名アーティストのMV(ミュージックビデオ)やCDのリアクション動画が流行っている。
所謂、リアクターと呼ばれる人達だ。
多くのリアクターに音楽を取り上げられることで人気が出たと言っても過言ではないアーティストも存在する。
今、海外でも人気があるBABYMETALやONE OK ROCKなどは、その顕著な例と言ってもいいと個人的には思っている。
最近では、ドラマーのJUNNAなどもリアクターによるリアクション動画が多く上がってきているので、世界的に活躍するのも時間の問題ではないかと思う。
なんと言っても彼女がドラムカバーしたDragon Forceの「Through The Fire And Flames」は、2020年8月12日現在で170万再生しており、Dragon ForceのドラマーGee Anzalone本人がリアクション動画を上げ、絶賛している。
リアクターが取り上げた動画は当然、著作権侵害の申し立てを受けているものが多く、場合によってはYouTubeでブロックされ閲覧ができなくなってしまうことも多々ある。
基本的にYouTubeのAIは割と優秀で、著作権侵害している動画をアップすると、アップした時点で「著作権侵害の申し立て」され、いくら再生されようが収入にはならない。
ではどういった方法があるのか実際に限定公開で試してみたのでご紹介しよう。
もちろん悪用厳禁で!
著作権回避方法その1 - こまめに一時停止する
海外の多くのリアクターがやっている一番多いであろう方法。
上の動画をご覧いただけば分かる通り、曲の途中で一時停止をこまめに入れて、リアクションコメントする方法だ。
果たしてこの方法が本当に有効かどうかで言えば、完璧ではない。
一部の地域でブロックされたり、完全にブロックされたりすることもある。
著作権回避方法その2 - ファンカム音源を使う
日本ではファンカム自体が禁止されているので、日本で行われたライブのファンカム動画が上がることはほとんどないが、海外でのライブだとファンカム動画が多くYouTubeにアップロードされる。
その動画を使ってのリアクション動画は、著作権侵害の申し立てを受ける可能性が割と低い。
https://youtu.be/YE08GDk130A
厳密に言えばこれも立派な著作権侵害だが、YouTubeのAIは今の所そうとは判断していないようだ。
著作権回避方法その3 - ボーカル音源のみにする
今回実際に試してみたのがこの方法。
一般公開せずに限定公開で動画をアップロードしてみてテストしてみた。
今はAIで曲だけを抜いたり、ボーカルだけを抜いたりできる。
優秀なのはPhonicMind(有料)。
精度は落ちるが無料ならvocalremover。
これらのサイトで音楽を抜いてボーカルだけにすることで、著作権侵害の申し立てを受けない場合があった。
今後この方法でリアクトするYouTuberが増えるかもしれない。
あとがき
ゲーム業界は個人のゲーム実況に対しては、デメリットよりもメリットが多いことを理解しているのか黙認することが多くなっている。
法人の場合は厳しい。
参照
:https://news.yahoo.co.jp/articles/3b49b24989589bd5d6b2d9fe13a0f96837da4809
音楽業界は依然として厳しいままな気がするが、海外のリアクターやリアクション動画を観て、実際にファンになりCD購入やライブ参戦している人も多いように思う。
全面的にOKにしろとは言わないが、もう少し規制を緩めてもいいのでは?と個人的には思っている。
今回紹介した方法は絶対に悪用厳禁!
万が一、これらの方法で不利益を被っても当方は一切責任を負いません。